【取材レポート】
KOBE ART MARCHÉ(5.22~5.24)
神戸メリケンパークオリエンタルホテル7F(神戸市)
アートザウルスが今回訪れたのはリゾートホテル。
神戸のランドマーク「ポートタワー」がそびえ、海に突き出たようにたたずむ「メリケンパークオリエンタルホテル」です。
ここでは5月22日から24日までの3日間、ホテル7Fの全客室でアートフェア「KOBE ART MARCHÉ 2026」が開催されました。そのようすをご紹介します。
KOBE ART MARCHÉとは

『アートフェア』を訪れたことはありますでしょうか。
さまざまなギャラリーが出展し、作品を展示販売するアートフェア。鑑賞するだけの美術館とは勝手が違うので、ちょっと気後れしてしまうかもしれません。
そんな方にぜひお勧めしたいのが、「KOBE ART MARCHÉ (神戸アートマルシェ)」なんです。

今年で17回目を迎えるKOBE ART MARCHÉ 。
地元神戸をはじめ全国から43ギャラリーが参加する、神戸の街とのつながりを大切にするアートフェアです。
「普段アートに触れない方にも気軽に作品と出会っていただけるような、ひらかれたアートフェア」というのが嬉しいですね。
ホテルの7階フロア全てが会場。部屋ごとに各ギャラリーのスペースになっていて、それぞれ趣向を凝らした展示を楽しめます。
正直、部屋に入ってみないと様子はよくわからないので、空いてるドアからどしどし入っちゃいましょう。
ホテルの客室がギャラリーに変身!

部屋の中ではギャラリストやアーティストが「いらっしゃいませ、こんにちは!」と迎えてくれます。
アーティストから直接、作品の説明を聞くことができる貴重な体験です。
それではいくつかギャラリーをご紹介しましょう。
最初は、神戸元町 歩歩琳堂画廊のブース。所狭しと作品が並んでいてとっても賑やか!見ているだけで気分がウキウキします。

こちらは地元・神戸在住の藤森太樹さんの作品。
とっても細密で上品なペン画が並ぶとまるで北欧住宅のリビングにも見えてきますが、実はこの場所…バスルームの中なんです!
そんなわけで、藤森さんにはバスタブにつかってみていただきました。

ルームのつくり、インテリアの質感や色。すべて展示空間として使いこなしているのが東京・銀座の画廊香月。
作品と部屋、スタッフが引き立て合っているのはさすがですね。

ベッド上部のキャラクタウォールの色にあわせて色調をチョイスされた作品群の展示。
見事なコーディネートに見とれていると…ベッドの上でにじり寄ってくる物体が?この貞子みたいなオブジェも作品ですよ。

おっとっと、こんな非常口の標識があったら楽しいかも。でもどっちの方向に逃げるの?
神戸・川田画廊のブースで見つけた松枝悠希さんの作品です。
アーティストと気軽に直接話せる

たくさんのアーティストと直接話ができるのはアートフェアならでは。
ホテルの個室という場所がら、アトリエを訪れているような雰囲気で話がはずみます。
大阪・芝田町画廊のブースでは、漆芸家の山西なつ美さんが接客中。
漆といえば黒のイメージですが、可愛い女の子が描かれたカラフルな作品も漆塗と聞いてちょっと驚き。

金箔が印象的な日本画家、田住真之介さんの個展を開催するのは、地元神戸の田中美術。
ちょうどご成約の場面に遭遇しAZも思わず拍手!👏 田住さんの表情もほころんでます。
何気に立ち寄ったその場で購入されたお客様は、作品に一目惚れだったそうです。
コラボレーション企画も

こちらはアーティストのための滞在制作拠点を神戸・北野で運営する「Artist in Residence KOBE(AiRK)」のブース。
昨年度滞在した国内外のアーティストが制作した作品を展示しています。
「アーティストと神戸の街・人々を結ぶこうした活動を広く知ってもらえれば」と、コーディネーターの福原さん。
現在はアメリカ出身のアーティストが1名滞在中。間もなく台湾出身のアーティストが滞在予定だそうです。

「IPPUKU」というブースでは、灘の酒造「灘五郷酒所」と、コーヒー文化発祥の地・神戸の名店「喫茶小川 有馬居室」のコラボによる特別な一杯が楽しめます。
小川の店主が淹れる「魂のコーヒー」と、素晴らしい香りの灘の大吟醸。ぜひ味わってみたかったのですが、AZはクルマ移動なので…とっても心残りでした。

部屋のバルコニーも展示スペース。絵や立体作品が飾られています。
折から天気も回復。港の風に吹かれながらアートを楽しむには絶好の一日でした。
地域とつながるひらかれたアートフェア

優雅なホテル客室を活かしたアートフェア「KOBE ART MARCHÉ」。神戸を舞台に地域とのつながりを大切にしながら歴史を重ねてきたといいます。
開場時間前から受付に来場者が並び、会場は熱気に満ちていました。
大規模なビジネスフェアではないからこそ、初めての人にも親しみやすいアットホームな雰囲気は特筆もの。
多くのギャラリー、作品を一度に見て回れるまたとない機会。
2万円前後からの作品も並んでいて、作家やギャラリストと相談しながら取引する楽しみが誰でも存分に味わえます。
例年この時期に開催されるKOBE ART MARCHÉ。
来年はぜひあなたも足を運んで、お気に入りの作品を手にしてみてはいかがでしょうか。
KOBE ART MARCHÉ 2026
会期:2026年5月22日(金)~2026年5月24日(日)
会場:神戸メリケンパークオリエンタルホテル7階
https://art-marche.jp/
開館時間:11:00-19:00
入場チケット: 1,500円 入場チケット+きき酒セット 2,300円

