【プライマリーレポート】
アサヒグループ大山崎山荘美術館
「くらしに花咲くデザイン ー 大正イマジュリィの世界」

大正~昭和のロマンあふれる時間にひたって…
ご招待券プレゼントも!

冬の午後の美術館

「大正」時代ってどんなイメージ?わずか14年間だったこともあり、この時代の印象は薄いかもしれません。しかしこの時代は、都市の近代化や経済の拡大などにより大衆文化が花開きました。「大正モダン」と呼ばれた、華やかな時代です。

明治~大正期は、印刷技術の革新で出版業界とその文化が発展した時代でもありました。画家たちは新たな独自表現を模索し、やがてグラフィックデザイナーが誕生します。

そんな社会背景で生まれた多彩なデザインやイラストレーションが勢揃いする展覧会が、京都・大山崎町にあるアサヒグループ大山崎山荘美術館で開催中です。

モダンでおしゃれな「大正イマジュリィ」

会場の一場面

展覧会タイトルにある「イマジュリィ」とは、イメージ図像を意味するフランス語。この展覧会では、本や雑誌の挿画、装幀、絵はがき、ポスターなど大衆的な印刷物や版画の総称としてこの言葉を用いています。

会場には、いま見てもモダンでおしゃれなデザインの雑誌や本などがずらり。
これら約320点は、本展の監修者で元帝塚山学院大学教授の山田俊幸氏(1947-2024)による貴重なコレクションから選ばれたものです。

大正~昭和期の時間が流れる山荘での観賞体験

ここでしか味わえない空気感

この展覧会の魅力は、まず何と言っても雰囲気抜群の展示室。
アサヒグループ大山崎山荘美術館本館は、関西の実業家であった加賀正太郎氏が大正から昭和初期にかけて建てた山荘を保存・再生した、築100年以上の建物です。

大正時代の作品を、同時期に建てられた山荘で、時代の空気やゆっくり流れる時間を感じながら観賞できるなんて。大正時代にタイムスリップした気分に浸ってしまいます。

藤島武二、竹久夢二、杉浦非水…新進気鋭作家のモダンデザイン

竹久夢二作品展示風景

展示室には、「明星」「白樺」など当時のエポックメイキングだった雑誌や本が並びます。話題の雑誌の表紙デザインには、藤島武二や竹久夢二といった人気画家が起用されました。

よく見ると、デザインも印刷も製本も、とても手の込んだものであることがわかります。
印刷が普及したとはいえ、当時はまだまだ本や雑誌は高級品だったことでしょう。

レトロな喫茶室で展覧会オリジナルのスイーツを

展覧会特製のスイーツ。ぜひお試しあれ
(左)山荘のハイカラさん (右)温故味新 特製スイーツセット1,500円

大正~昭和期の名建築で、その時代の作品を観賞…贅沢なひとときを満喫したら、もうおわかりでしょう!やはり趣ある喫茶室で、とびきりのスイーツをいただかなければ。
喫茶室では「リーガロイヤルホテル京都」協力のもと、展覧会にちなんだ特製スイーツが準備されてるんですよ。

写真左の「山荘のハイカラさん」は、上品に仕上げられた昔ながらのフルーツケーキ。しっとりとした口あたりに続いて、洋酒の香りがいっぱいに広がります。

エメラルドグリーンのチェリーが眼を奪う右側のケーキは、大正時代に一斉を風靡したお菓子、「シベリア」をオマージュしたもの。カステラで羊羹をはさみ、たっぷりとしたボリューム感と甘すぎないバランスの良さ。「温故味新」の名の通り、懐かしくも新しい味です。
ケーキセットご注文のお客様には、写真手前の『オリジナルコースター』がプレゼントですよ!

「くらしに花咲くデザイン -大正イマジュリィの世界」展にはまだまだご紹介できていない魅力がいっぱい。
アートザウルス取材レポート第二弾は、展覧会の詳細をお届けします。
ぜひご期待ください。