【取材レポート】
歌川国芳展ー奇才絵師の魔力
愛知県美術館【名古屋市】
「奇才の絵師」として、現在老若男女問わず大人気の浮世絵師・歌川国芳の大規模展覧会がいよいよ名古屋に登場!
前期後期あわせて400点以上の作品が並ぶ、歌川国芳の全貌に迫る展覧会。
まずは展示作品の一部や会場の様子をお伝えしたいと思います。

エントランス看板
エントランスで迎えてくれるのは画面いっぱいに描かれた骸骨。
国芳を知らない人でも思わず立ち止まってしまうほどに目を惹きます。
浮世絵というジャンルを超えて、現代の漫画にも通じる大胆な構図は国芳の大きな魅力のひとつです。
役者絵、武者絵、ユーモア溢れる戯画をたっぷりと観賞

会場風景 ※許可を得て撮影しています
幼少期から絵に親しんだ国芳は、10代半ばごろ、当時役者絵で一世を風靡した花形絵師・歌川豊国の門下となります。
役者絵などを手掛けますが、20歳代の頃は師・豊国や、兄弟子・国貞の人気には及ばず、不遇な時期を過ごしたといいます。
国芳が人気絵師として評価されたのは、水滸伝をモチーフとした「通俗水滸伝豪傑百八人之一個(壱人)」を発表してからのこと。
水滸伝に登場する英雄たちを躍動感いっぱいに描きだした国芳は、「武者絵の国芳」として名声を博します。
会場では初期の役者絵から、人気を呼んだ武者絵、国芳ならではの戯画などたっぷりと観賞できます。
国芳の貴重な肉筆画も見ることができます。
迫力満点!ダイナミックな構図

《宮本武蔵の鯨退治》大判三枚続 1847年頃(通期展示)
浮世絵は、「大判」と呼ばれるサイズでも現代のB4よりひとまわり大きいくらい。
思ったより小さいと感じるかもしれません。紙の大きさからくる制約もあり、多くの浮世絵がこのサイズで摺られました。
しかし国芳は、大判1枚では表現しきれない迫力ある場面を、大判3枚を並べる「続絵」でダイナミックに描き出しました。
荒れ狂う海を背景に、画面からはみ出さんばかりの巨大な鯨と、その背に乗って渾身の力で刀を突き刺す小さな武蔵の姿。
横長の画面を存分に生かした国芳ならではの大胆な構図です。
猫、猫、猫…猫好き国芳の本領発揮

《其まゝ地口 猫飼好五十三疋》大判三枚続 1848年(通期展示)
無類の「猫好き」で知られる国芳。多い時には十匹以上の猫を飼っており、子猫を懐に入れて絵を描くこともあったそう。
この作品は、当時人気を呼んでいた歌川広重の「東海道五十三次」にちなんだ作品。
五十三次の宿場にかけた語呂合わせで、さまざまな猫の姿を描いています。
さすが猫好きなだけあって、猫の仕草、表情の豊かなこと!
迫力ある武者絵とは対照的な、ユーモアたっぷりの作品です。
オリジナルグッズも楽しみ

特設ショップにはオリジナルグッズがいっぱい!
迫力ある武者絵、機知に富んだユーモア、思わず脱力してしまう笑いなど、国芳の魅力が全て詰まった展覧会。
なんと、前期・後期でほとんどの作品が入れ替わり、全期間で約400点の国芳作品を堪能できます。
特設ショップにはオリジナルグッズが盛りだくさん。
先ほどご紹介した『猫飼好五十三疋』の猫が描かれたビスケットも!55匹のうち約20匹がランダムに入っています。
どんなポーズの猫が入っているかは、後のお楽しみ。
手ぬぐいや巾着などクスっと笑えるグッズもお見逃しなく!
ここでアートザウルスをご愛読頂いている皆様に嬉しいお知らせです。
「歌川国芳展ー奇才絵師の魔力」のご招待券を1組2名様にプレゼントいたします。
ぜひ下のボタンよりご応募ください。
歌川国芳展ー奇才絵師の魔力
会期:2026年4月24日(火)~2026年6月21日(日)
【前期】4月24日(火)~5月24日(日)【後期】5月26日(火)~6月21日(日)
会場:愛知県美術館
https://www.ctv.co.jp/kuniyoshi/
開館時間:10:00-17:00/金曜日は20:00まで(入館は閉館30分前まで)
休館日:毎週月曜日
料金: 一般 1,800円 大学生 1,000円 高校生 800円


