【プライマリーレポート】
愛知県美術館
「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」
ゴッホとその弟家族の絆を描く、一味違う視点の展覧会
ご招待券プレゼントも!

フィンセント・ファン・ゴッホ《画家としての自画像》1887年12月~1888年2月
ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
『炎の画家』、『孤高の画家』と称されるゴッホ。
その激しく短い生涯から、「衝動のままに描き、感情の激しさから精神を病んでいった画家」というイメージで語られてきました。
それゆえ孤独な人に思われがちなゴッホですが、彼の才能を信じ、彼の死後もその作品を世に送り出そうと尽力した、強い絆で結ばれた実弟とその家族がいたのです。
本展は、そんなゴッホの「弟家族との絆の記録」を紹介する展覧会。
生涯を通じ悲劇的な面が強調されがちなゴッホですが、家族に深く愛されていた一面を垣間見ることができる、心揺さぶられる展覧会です。
展覧会の本当の主役は『弟テオの妻、ヨー』

ゴッホ、テオ、ヨー、フィンセント・ウィレムの肖像
売れない画家だったゴッホを、経済的精神的に支え続けた画商の弟・テオ。しかし、ピストル自殺を図ったゴッホの死後わずか半年で、テオもまた病気でこの世を去ってしまいます。
しかし、家族の物語はこの後も続いていきます。その主役は、テオの妻であるヨー。彼女は夫が信じていた義兄ゴッホの才能を二人の死後もひたすら信じ、ゴッホの評価を高めるためにただひとり奮闘し続けます。
現在のゴッホの名声があるのは、ひとえに彼女の尽力の賜物と言っていいでしょう。
そしてその功績は、テオとヨーの息子でありゴッホの名前を受け継いだフィンセント・ウィレムへと受け継がれ、「フィンセント・ファン・ゴッホ財団」として今に至ることになります。
ファン・ゴッホ美術館所蔵の名品を観賞

フィンセント・ファン・ゴッホ《種まく人》1888年11月
ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
本展はゴッホの家族に焦点を当てた展覧会ですが、もちろんファン・ゴッホ美術館所蔵の名品がお披露目されています。
『種まく人』は、同名のミレーの作品をオマージュしつつ、浮世絵の影響を受けた大胆な構図が特徴。画面の右下から中央へと貫く大きな木と、黄色い太陽が印象的な作品です。
実際に見ると想像していたよりも小さな作品でしたが、ゴッホらしい力強いタッチが画面からあふれ出ていて、サイズ以上の迫力を感じることでしょう。
これ以外にも、会場には『画家としての自画像』をはじめファン・ゴッホ美術館所蔵の逸品が並んでいます。
情報として・効果として映像を混じえた展示

会場には微笑むヨーの姿が
作品展示だけでなく映像を混じえた展示が本展の特徴。会場の要所要所にスクリーンが置かれ、作品が描かれた背景を知り理解を深めながら観賞できるようになっています。
当時のストーリーを織り交ぜ、ゴッホが暮らしていたオランダやフランスの風景や、ゴッホのアトリエの映像が流れる。眼の前の一連の作品が描かれた風土や空間、時代をリアルタイムで感じられる仕掛け。作品の展示だけの絵画観賞とは、また違った感覚に浸れるのです。

大迫力のイマーシブ・コーナー
そして本展の目玉のひとつ、イマーシブ・コーナー。ゴッホの作品が次々と現れ、作家の世界観へと引き込まれます。
ゴッホ最晩年の作品『カラスの飛ぶ麦畑』の上映では、目の前に広がる一面の麦畑が風にうねり、どこからともなく現れたカラスの群れが飛び交う。麦畑の中に続く道は、どこに向かっていくのでしょうか。
風を感じたり、時間の流れを感じたり。きっと、この風景の中に立っているような感覚にならない人はいないでしょう。この体験、ぜひ美術館で!
ゴッホおじさん?グッズにも注目!

特設ショップで見つけたゴッホの編みぐるみ
それではお待ちかね、オリジナルグッズが揃う特設ショップをのぞいてみましょう。
とりわけアートザウルスが気に入ってしまったのがこちら。誰ですかカールおじさんって!ひまわりの花のワンポイントにオレンジ色のヒゲもポイント高し。
ちなみに、もっと小さなゴッホおじさんもいらっしゃいましたので、どちらかお好みでぜひどうぞ。
(※一部商品は購入個数制限を設けることがございます。また、商品は一時欠品、完売となる場合がございます。)
大阪、東京と巡回してきたこの展覧会も、ここ名古屋がラストになります。
東海地域にお住まいの方はもちろん、大阪、東京で見逃した!という方。名古屋はどの方面からでも交通の便が良いんで、ぜひ足をのばしてくださいね。
アートザウルスでは、この速報で書ききれなかったゴッホ直筆の手紙やテオの妻・ヨーの家計簿などの貴重な資料のお話も加えた詳細レポートも、近日中に公開予定。
楽しみにお待ちください。
ここで、読者の皆様に嬉しいお知らせ。
愛知県美術館『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』ご招待券を3組6名様にプレゼント!
どしどしご応募ください!
ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
会期:2026年1月3日(土)~2026年3月23日 (月)
会場:愛知県美術館(愛知芸術文化センター10階)
Web:https://gogh2025-26.jp
開館時間:10:00~18:00 金曜は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:2月2日(月)、16日(月)、3月2日(月)、3月16日(月)
料金: 一般 2,000円 高大生 1,300円 中学生以下無料


