【速報レポート】
大阪中之島美術館
「拡大するシュルレアリスム 視覚芸術から広告、ファッション、インテリアへ」

芸術にとどまらず日常生活に広がるシュルレアリスムを一望する展覧会 ご招待券プレゼントも!

大阪都心部に立地する大阪中之島美術館で「拡大するシュルレアリスム」展が開幕しました。今回の第一弾レポートは、報道関係者プレビューの様子をお伝えする速報版です。
それでは早速、ミュージアムに足を踏み入れましょう。

美術館吹き抜けのロビー

チタンシルバーの巨大なロビーは、まるで映画の中にいるような超現実感覚。見上げた先の大型タペストリーには、あの謎の男が!フロアへのエスカレータが昇っていくほどに期待が高まります。

会場エントランス

展示会場のエントランスまで異次元への裂け目みたいに見えてきます。ではシュルレアリスムの世界へいざ!

シュルレアリスムの名品が勢ぞろい!

ルネ・マグリット《王様の美術館》1966年 横浜美術館蔵

シュルレアリスムといえばこの人。外せません外すわけにはいきません。展示室には、マグリットやダリをはじめ、シュルレアリスムを代表する作家の名品がずらり。しかしこの展覧会は、単にシュルレアリスムアートの逸品を展示するだけではない、といいます。

シュルレアリスムとは人が夢や無意識の中に抱えている世界観を表現したもの。作家たちは現実ではあり得ないものを組み合わせたり、頭に浮かぶイメージをそのまま描き出したりと、さまざま手法で無意識の世界を表現しました。

社会に拡大するシュルレアリスム

展示風景

おや、会場にミロのヴィーナス…。いえ、これはダリのヴィーナス。会場でじっくりと作家のウィットをご鑑賞ください。

写真やオブジェ、ファッション、インテリア…。シュルレアリスムは芸術にとどまらず、社会全般に拡大していきました。本企画は、シュルレアリスムがどのように私たちの日常に広がっていったのかを視覚化する展覧会なのです。

エルザ・スキャパレッリ制作の香水瓶

香水瓶までシュルレアリスムに染まりました。パイプやキャンドルの炎をかたどったガラスのオブジェに香水を入れるなんて、誰が考えるでしょう。
1930~40年代に活躍したファッション・デザイナー、エルザ・スキャパレッリの作品です。スキャパレッリはダリをはじめとするシュルレアリストとの親交があり、コラボレーションした作品も残しています。

展示風景 シュルレアリスムのポスターは目を惹く

そして、もちろん広告という業界。現代社会で最もシュルレアリスムの影響が感じられる分野ではないでしょうか。
見慣れたものだけど現実ではあり得ない組み合わせ。その違和感が人々の目を惹きつけます。「注目」を求める広告デザインとシュルレアリスムの親和性は、もはや必然だったのです。

ショップもシュルレアリスムの世界

ショップ風景

展示会場を抜けると、恒例のグッズショップがお出迎え。ふと感じたのは、アイテムのセンスの良さ。ちょっと不思議な気分のシュルレアリスムをモチーフにしながらも、インテリアやアクセサリにフィットしてくれるスーベニアに出会えそうです。

さてほんのさわりだけのご紹介ですが第一弾速報、いかがだったでしょうか?さっそく出かけたくなりました?
続いて近日、アートザウルスは展覧会の詳細や見どころを「第二弾レポート」としてお届けしますので、どうぞお楽しみに!